思えば、小学校に通う前は、かなり暇だったのではないだろうか。
YouTubeは無いし、ネットも無い。
どこかに遊びに行くにしても、私の実家は田舎なので基本、野山しかない。
精々、子供の足で歩ける距離にあるのは、点在する幼馴染の家ぐらいなものだった。
しかしながら、毎日幼馴染と遊べるとは限らず、そんな時は暇を持て余していた。
あまりにも暇で、ずっと空を眺めていた時もあった。
雲の形から、何かを想像し、時間とともに変化する様子をみて、ストーリーを考えてみようとしたのだが、
いかんせん、時間がかかりすぎてうまくいかなかったと記憶している。
どうにかこうにか、やりくりして、夕方になると、家族と一緒によくわからない大相撲を見ていた。
思い返してみると、本当に娯楽が無かったなぁ。
デジタルの欠片もない。
つまらないけど、なんかある意味健全だったのかとも思う。
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