「タコピーの原罪」 感想

「タコピーの原罪」を読んだ

「タコピーの原罪」はジャンプ+で連載しているタイザン5先生の作品だ。

私はジャンプ+を利用しているので、少し前から曜日別順位が上位に食い込むこの作品に興味があった。

ネットニュースでもチラホラと題名を見かける度に、いつか読もうと考えていた。
(ネタバレが怖いので記事は読まなかった)

一応、注意書きとして残しておきますが、この先の文章は若干ネタバレを含むかもしれません。
少しでも興味をひかれた方は、このページを閉じて、今すぐジャンプ+のサイトで読まれる事をお勧めします。

注意事項として、「タコピーの原罪」を読む目的でジャンプ+のサイトを検索する際は、

「タコピーの原罪 1話」

で検索する事を強くお勧めします。
題名だけで検索すると、途中の話を見てしまう可能性があります。
話数によっては、強烈なネタバレを食らうでしょう。

それは、非常にもったいないです。

以下、読んだ感想

「タコピーの原罪」を読んだ。
衝撃を受けた。
ハンマーで、横っ面を殴られたかの様だ。

この漫画は異常だ。
タイザン5先生は恐ろしい。
漫画というジャンルの底知れなさを垣間見た。

先程「ジャンプ+」で一気読みして、うまく頭が回らないが、この漫画の凄みを是非とも語ってみたい。

ストーリー
ショッキングな一話目、それは、首輪を持った見開きページ2枚に象徴される。
この一話を通して、読者である我々は、この物語をうっすらと理解する。

登場人物。陰鬱な話。タコピーというキャラクター。それらを軸に回すこの物語の構造。

しかしながら、話を読み進めていくと、その理解が間違っていたと気づく。
本当に間違っているのだ。

キャラクターの解釈、話の構造、

読み進めていくうちに、自分の中の解釈というか、価値観、物語像がグリンと音をたててひっくり返っていく。
その様はまさに鳥肌ものだ。


淡い絵は、陰鬱な物語を幾分やわらげてくれるのだが、
塩が甘味を引き立てるかの様に、

淡い絵が、タコピーの可愛らしさが、物語のえぐみを際立たせる。

タコピー
タコピーという名を付けられた宇宙人的なナニカ。
物語のマスコット的存在であるが、登場する物語のジャンルを間違えている。
タコピーの善性は、タコピーの描かれ方(シンプルなタコ絵)と同一の意味合いを持っている。
タコピーが話す内容や考え方は、そして行動はシンプルなタコ絵と同様に現実味が無いのだ。

タコピーと登場人物の会話は、ほぼほぼ、かみ合っていない。

私が思うに、この物語における「タコピー」とは、読者そのものではないのだろうか。
我々は、「タコピー」というキャラクターを纏い、この物語を垣間見ているのではないか。
そして、「タコピー」というキャラクターを通して、物語に期待を抱いたり介入しようと思わなかっただろうか。

そもそも、この物語は「タコピー」をドラえもん的存在に据える事も出来た筈なのに、意図的にそれを放棄している。
まるで、本当にドラえもん的存在がいたとしても、現代社会では、もはやどうにもならないケースがあるとでもいうかの様だ。

漫画とはすごいメディアだと改めて思う。
絵とストーリーの組み合わせで、ここまで凄みが出せるものなのか。

「タコピー、今日から夏休みだよ」的なセリフの見開きシーン。

本当に鳥肌がたった。

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